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アートメイクをするとMRI検査が受けられない?染料次第!

モデルさんや有名人の間で大人気の「アートメイク」。

メイクの手間が省けるなどメリットがあるものの、「MRI検査が受けられない」という噂を耳にしてアートメイクを受けることを諦めた方は少なくないようです。

とはいえ、一方では「アートメイクの塗料次第!」といった声があるのも事実。一体、どの情報が本当なのか気になりますよね。

そこでこの記事では、MRI検査について取り上げながら、安心してアートメイクの施術を受けることはできるのか詳しくリサーチしてみました。

併せてアートメイクとMRI検査に関する疑問なども取り上げましたので、ぜひ参考にしてください!

アートメイクがあると「MRI検査」は不可は嘘!染料次第

結論から言いますと、アートメイクをしていてもMRI 検査を受けることはできます。

ただし、塗料に含まれている原料次第で話は変わってくるものです。まずは、MRI 検査とは何なのか、仕組みから見ていきましょう。

MRI検査とは?仕組み

MRI検査とは、大きな磁石の電波を使用して画像を得る検査方法のことを指します。

脳、脊髄、膝などの検査を行う際、用いられるケースが大半です。放射線の被曝がないため、極めて安全性が高いといえます。

なお、アートメイクをするとMRI 検査を受けることができないと言われている理由ですが、アートメイクの塗料の中に鉄が含まれていることがあるからです。

鉄は磁石の電波に反応するため、電磁誘導を起こすことがわかっています。その結果、熱感、熱傷が生じる危険性があるのです。

つまり言い換えると、鉄が含まれていなければ、もしくは鉄が微量であれば、MRI検査を受けても問題はない可能性が高いです(参考:アートメイクとMRI検査)。

アートメイクの染料がFDA認可ならMRI検査は受けられる

鉄が含まれていない、もしくは微量であれば、どのようなアートメイクの塗料でも良いというわけではありません。

ここでのポイントは、 FDAで認可されているかどうかにあります。

FDAとは、アメリカ食品医薬品局のことです。日本でいうところの厚生労働省にあたります。

FDA で認可されているアートメイクの塗料には、ごく微量の鉄しか含まれていません。そのため、FDA認可のアートメイク塗料であれば、MRI検査可能としている医療機関があるようです。

ただし100%じゃない!MRI検査の前に確認は必須

先ほど、FDA認可の塗料であれば、アートメイクをしていてもMRI検査を受けることはできるとお話ししました。

ただし、100%可能というわけではありません。医療機関によって判断基準が異なるため、事前に確認しておくことをお勧めします。

なお、鉄が微量しか含まれていなかったとしても、その鉄の中に有機系物質が使われている場合、やはりMRI 検査を受けることはできません。

詳細はアートメイクの施術を受ける前に、クリニックに確認しておくようにしましょう。

万が一、鉄量の多いアートメイク後にMRI検査を受けたらどうなるの?

鉄量の多い塗料を使用したアートメイクをした後にMRI検査を受けた場合、一体どうなってしまうのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

アートメイクした箇所が発熱、火傷などを起こす

先ほども少し触れましたが、鉄の含有量が多いアートメイクをしている場合、発熱や火傷などを引き起こすことがあります。

ただしやけどの程度としては、皮膚が赤くなったり水ぶくれができたりするくらいです。

きれいに治ることもありますが、肌質や体質によっては火傷の跡が残ることもあります。

ちなみに、日本国内でのアートメイクによるトラブルの報告は、それほど多くはありません。

眉に入れたアートメイクでは、火傷の報告は1件も見当たりませんでした。

ですから、アートメイクの塗料に含まれた鉄量にさえ気をつけていれば、火傷などのトラブルに見舞われることはほとんどないといえます。

MRI検査中に異常、違和感を感じたらすぐに中断を!

MRI検査を受けてる最中に異常や違和感を感じた場合、すぐに検査を中断してもらうようにしましょう。

マイク、緊急用のブザーが必ず設置されていますので、話しかけるかブザー押せば検査を中断してもらうことが可能です。

中断せず我慢して検査を続けてしまうと、取り返しのつかないことになりかねません。

早めに検査の中断を申し出れば、すぐに検査の担当者または担当医師が処置をしてくれます。

MRI検査の画像等に乱れが出る可能性

アートメイク塗料がMRIの磁石の電波に反応すると、画像などが乱れる可能性があります。

この件に関しては、MRI検査を受ける前に必ず説明があるものです。もしくは、病院の公式ホームページなどで配布されている資料に、記載されていることもあります(参考:検査の注意事項)。

なお、余談ですが、タトゥー、ラメ入りのマスカラ、マニキュア、コンタクトレンズなども、MRI検査の画像などに悪影響を及ぼすことがあるようです。

そのためアートメイクに限らず、身に着けているものすべてに注意しながら、MRI検査を受けるようにしましょう。

アートメイクとMRI検査に関する疑問まとめ

最後の項では、アートメイクとMRI検査に関する疑問のまとめをご紹介します。

韓国のアートメイクを受けたけど大丈夫?

一般的に、韓国に限らず海外でアートメイクを受けた場合、断られるケースが多いようです。

なぜなら、海外で使用されている塗料には、貴金属が含まれていることがあるからです。気になる場合は、 MRI検査を受ける前に確認しておきましょう。

アートメイクを受け10年以上経つけど問題ない?

アートメイクの効果は、約2~3年です。そのため、施術を受けてから10年以上経過している場合、問題ないケースがほとんどとなります。

ただし、MRI検査を受ける病院、または検査技師によって判断は異なるため、事前に相談しておきましょう。

まとめ

今回は、「アートメイクをするとMRI検査を受けることはできない」という事実について詳しく解説しました。

結論として塗料の原料次第ということになりますが、自己判断せずMRI検査を受ける病院に必ず相談するようにしましょう。

万が一、MRI検査を断られた場合、その他の病院にも相談してみることをおすすめします。

 

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